自社の特徴
主な特徴
①ユンボよりもコンパクトで機動性があります!移動は、基本的にリモコンを使用。1cm単位で機械の据付けが可能です。 ②トルクは、759Nm ③打ち込み台を固定するので安定感あり! ④オーガー機能(スクリュー杭打ち機能)と打撃機能(障害物の破壊及び単管打ち)の2つの機能を兼ね備えています。被覆除去、硬い地盤の先行掘りも行えます。 ⑤オペレータとスクリュー杭との距離が近いので、目視確認しながら、1人でも施工可能! ※スクリュー杭の運搬やレベル管理、安全上の観点から、基本2人での施工になっております。 ⑥回転スピードを手で操作するので、低速回転から高速回転まで操作できます。 ⑦傾斜角度25度まで(25度以下でも、土質によって難しいケースもございます)の施工が可能。 ※メーカーのカタログスペックでは、傾斜角度30度までの施工が可能とありますが、弊社では安全面等への配慮から25度以下までの対応となっています。 ⑧杭にアタッチメントを装着して事前試験(引き抜き試験)の実施が可能です。
打撃機能による先行掘り
当社所有のジオプローブでしたら、打撃機能とオーガー機能の2つを兼ね備えておりますので、その場で『オーガー機能→打撃機能』に切替え、先行掘りを行います。障害物を取り除き、あまり時間をかけずに再びスクリュー杭打設が可能になります。 ※オーガー機能と打撃機能の場所が異なり、切替えが早いのが特徴です。時間でいいますと、1分程度で切替えが行えます。また、障害物撤去は、鉄パイプのようなものを打込み、貫通させます。 傾斜地のスクリュー杭打ち施工が得意なジオプローブ 近年の受けている依頼案件の中に、傾斜地へのスクリュー杭の打設というものが多くあります。当社が所有するジオプローブは傾斜地における施工にも対応できます。土質や地盤の状態にもよりますが、当社では傾斜角度25度以下までの対応ができます ジオプローブの特徴として、機械にオペが乗らないという点が上げられます。ユンボでのスクリュー杭打設の場合は、運転席にオペレータが乗って打設していると、事故により一緒に転がり落ちる…という事も考えられるので、そんなにも傾斜のあるところでは活躍できません。 当社のジオプローブによって、造成費用を抑えて、傾斜地でのスクリュー杭打設が行えます。 当社のジオプローブでは、スクリュー杭にアタッチメントを装着し、引っ張ることで地盤の強度を計測する引き抜き試験を行うことも可能です。スクリュー杭の打設と一緒にご依頼いただければ、費用削減につながります。
スクリュー杭基礎
スクリュー杭基礎”と基礎施工に向いている土地の条件 野立て太陽光発電を設置するのに適した土地の条件としては日照条件がよい(影ができにくい) 高い屋根の上と違い、低い地面に光発電設備を設置するので、周囲に影となる建物、樹木など日光を遮るものがないことが重要です。また、長年にわたり発電を続けるわけですから、現在影となる建物がなくても、今後の建築予定の有無などをよく確認しておくべきです。 近くに配電設備・インフラがある(既存の系統への連系が容易である) 電柱・電線など既存の電力系統が近くにあることも重要です。周囲に配電設備がない場合、発電した電力を電力会社へ売電するために既存の電力系統まで電線をつなげる費用負担が大きくなる恐れがあります。 地盤がしっかりしていて、平坦(もしくは、なだらかな傾斜)である 太陽光パネルと架台をしっかり固定して載せるための基礎工事をするので、地盤がしっかりしていていることが重要です。また、できるだけ平坦な土地でなければ架台を固定できないため、土地の状態によっては大きな整地費用がかかる場合があります。傾斜地に施工する案件もありますが、傾斜角度が急であったり地盤の状態によっては技術面や安全面の観点から施工は困難となる場合がございます。
コンクリート基礎と
スクリュー杭基礎の違い
コンクリート基礎 野立て太陽光発電を設置する場合、以前まででしたら、“コンクリート基礎”を作って、その上に架台を組立てるやり方が主流でした。 コンクリート基礎は、強度も高くて頑丈かつ見た目も良いですが、コンクリートが固まるのを待たなければならないなど施工期間が長く、施工費用もかなり高くなります。撤去する場合の撤去費用も高いので農地だった場所などではおすすめできません。 スクリュー杭工法 そこで、注目されているのが、“スクリュー杭(”グランドスクリュー“とも言います)”工法です。スクリュー杭とは、言うなれば“大きいネジ”のようなものと考えてもらえれば解りやすいかと思います。このスクリュー杭を地面に打ち込んで固定し、それを基礎として架台やパネル取り付けていくという野立て太陽光発電施工の工法です。 コンクリート基礎に比べて施工期間は短く、施工費用も安くなります。コンクリート基礎の場合、ある程度まで整地が必要になってきますが。スクリュー杭の場合、そこまでの整地は求められません。 90cm程度の高低差の土地では、スクリュー杭の選択によって、整地が不要になり(下記の写真参照)、整地費用も浮かせることができるのです。 写真のように、1つの架台内での高低差が最大90cm程度まで遊びがあります。 撤去時も杭を引き抜くだけで容易となるため撤去費用も下げられます。元農地で基礎工事を行った場合、スクリュー杭基礎まで取り除けば、また農地に戻すこともできます。
スクリュー杭工法:
施工の流れ
①位置出し(すみ出し) スクリュー杭を打ち込む位置を、現況測量によって割り出し、特定しておきます。 この位置の特定が正確でなければ架台や組み立てに影響が出ますので、慎重に行います。敷地のある程度の大きさがわかっていても、実際工事に取り掛かる際にパネルが納まらない!ということがないように、面積を確実に把握しておきます。規模が大きくなればなるほど、測量が大切になります。 ②スクリュー杭打ち 専用の重機を用いてスクリュー杭を地面に打設していきます。スクリュー杭が斜めになったり曲がったりしないように、垂直に杭を打ち込むようにしていきます。杭打ち現場によっては、傾斜地であったり小石等の障害があるので、その現場に対応したスクリュー杭の打設方法を実施していきます。 ③レベル合わせ スクリュー杭の打ち込みの深度を1つずつ調整していきます。土地の高低や傾斜角度等を考慮にいれていき、スクリュー杭の打ち込みの角度も確認していきます。打ち込み深度や角度が異なると、架台設置の際にくいちがいが生じる等影響するので注意が必要です。 ④架台の取り付け 打設したスクリュー杭の上に架台を取り付けていきます。スクリュー杭の頭に架台を載せて、ボルトでしっかり固定します。太陽光パネルを設置する土台になることから、それぞれの架台の高さと角度を調整・確認していきます。配線のケーブルを埋設します。 ⑤パネル設置 取り付けた架台にそれぞれ太陽光パネルを設置していきます。パワーコンデショナー・ケーブルなどを設置し、接続させていきます。 太陽光発電設備を設置する際には、雑草対策や雨水対策として砕石や防草シート敷いたり、土嚢や石材を積むといった工程も必要になってくることがあります。初期費用が高くなりますが、太陽光発電は長期間にわたる事業となるので初期投資を惜しまずに対策を立てておくことをおすすめします。具体的にどのような対策が必要になるのかも、当社にご相談ください。
スクリュー杭工法:
向いている土地
太陽光発電設備を設置するにあたって、安い&工期が短いスクリュー杭工法は、とても魅力的な方法ではあると思いますが、どのような場所でもスクリュー杭打設が施工可能というわけではありません。 よく問題にもなっておりますが、基本的に、柔らかい軟弱な地盤はNGです。地下に空洞や水脈などがある場合も同様です。スクリュー杭は簡単に打設できるのですが、その後が問題になってきます。 架台、パネルと載せていくとスクリュー杭にそれらの荷重が加わり、その重さで沈下してしまいます。スクリュー杭はそれぞれ高さなどをレベル合わせで調節して打ち込んでいるので、そのせいで組み上げた架台やパネルなどの発電設備が損壊してしまいます。また柔らかすぎると杭が強風で抜けてしまうということにもなります。 障害物がある土地や地盤が硬すぎて、スクリュー杭が打てないという土地も難しいですが、地盤が軟弱である土地へのスクリュー杭工法は、最善の注意が必要になってきます。地盤が硬い場合、先行掘削を行ってスクリュー杭を打ち込めるよう処置します。地盤が柔らかい場合では、支持用の羽が大きい軟弱地盤用の大羽スクリュー杭や2500mm スクリュー杭を用います。 しかしながら、地盤が軟弱すぎる場合、スクリュー杭基礎よりもコンクリート基礎による工法のほうが工期と費用的にも良いという結果になることもあり得ます。